東大和でキャンディード♪

先週末は、東大和ハミングホール20周年記念の催し、日本では上演も少ないバーンスタインのキャンディード、全幕公演でした♪

昨年できたばかりの東京21世紀管弦楽団に、初めて参加させていただいたのですが1st.フルート担当でしたので、HighC、Cis、Dが音階の中に普通に出てきたり、HighC-Cis、H-Cisのトリルがあったり…、かと思うと低音でしっとり聴かせるソロがあったり、本当に盛りだくさんでした😳
あの有名な、疾走する序曲にも、なかなかテクニカルなソロ等ありますが、本編の方が難所が多くてビックリ!
でも、このコロナ禍でキャンセルになってしまう仕事が多いなか、久しぶりに歌と一緒の素敵な演目を演奏する機会を与えていただいたので「難所も難しそうに聴かせず、全てを音楽的に✨」を目標に丁寧に準備をして臨みました。本番はアツい演奏となり、お客様もとても楽しんで下さったようで、スタンディングオベーションしてくださる方も多くいらして感激でした✨✨

この日の為にレッスンを重ねたお弟子ちゃんも、2nd.&ピッコロパートで本番頑張ってくれましたし✨

ナレーションの声優さん、若き歌い手さん達も本当に素晴らしかったです💕…スカラやローマ等イタリアのオペラハウスの日本公演で演奏させていただいた際、舞台袖のバンダの席から、至近距離でレオ・ヌッチさんだったり、若きイタリア人プリマドンナさんの歌を聴かせていただくと、声、テクニック、表現、どれか1つが突出してしまう事なく、全てがその作品、音楽に向かっている事にいつも感心していましたが、今回の、HighFまで余裕で音楽の流れの中で転がし遊べるソプラノ・クネゴンデ役の方をはじめとする歌のキャストさんたち、皆さん本当に素晴らしく、海外の一流歌手に引けを取らない才能を感じさせていただけて嬉しかったです✨

そして変拍子の予備拍なども常に的確、かつ、のびのびと自由に歌わせてくださる、才能溢れる若きマエストロ横山奏氏✨✨
2018年の東京国際音楽コンクール指揮部門第2位だった方で、お名前は目にしていましたが、初めてご一緒させていただきました。


…息を使う管楽器奏者の私は、歌い手さんのブレスや歌唱中の息のスピードで、ある程度先が読めるので、オペラ等歌モノの時は常に、歌手がどう歌いたいのか、どう音楽を持っていきたいのか、先を読みつつ同時に棒も確認しつつ演奏するのですが、先日の本番は特に指揮者の棒と自分の読みが驚くほど一致し、信じられないくらい気持ちよく吹かせていただけました!自然な音楽の流れを止めずに振って下さるので、ラクにブレスもでき、驚くほど息も続いて自分でもビックリ😳

終演後、お声がけいただいたので、お話ししていたら、札幌⁉️私、室蘭‼️と盛り上がりました。

同郷だと尚更応援したくなりますね👍若き道産子指揮者さん、今後も頑張っていただきたいです🎶